「老後資金2000万円」備えがない会社員は6割超
株式会社ステラパートナーが2022年5月、全国20代~60代の会社員を対象に行った「老後への備えと資産形成」に関する調査によると、老後2000万円の備えができている人は少ない実態が浮き彫りになりました。
- しっかりとできている(9.7%)
- ある程度できている(25.6%)
- あまりできていない(29.3%)
- まったくできていない(35.4%)
「あまりできていない」と「まったくできていない」の合計は64.7%にも上ります。
大多数の人は準備ができていないということです。
できていない理由には、「奨学金の返済が残っている」「ローン支払いが長期になる」「給料がコロナにより減少し、毎月貯金から持ち出しが続いている」など、目の前の生活で精一杯である様子がよくわかりました。
60代になれば退職金が受け取れると考える方もいますが、現実には60代であっても2000万円の保有割合は32.4%。この金額を見る限り、老後は厳しいと言えます。