理由1:リスニングとリーディングしか勉強してないため
TOEICで満点を取った人は、英語での高い読み書き能力を持っていることは間違いないと言えるでしょう。しかし、高い英会話能力を持っているという意味にはなりません。
言語能力には「4技能」といって、「読む・書く・聞く・話す」の4つの能力があります。この4つの能力は、関連しあってはいますが、連動しているわけではないところがポイントです。
リスニングとリーディングがメインの「TOEIC® Listening & Reading Test」は、「聞く・読む」能力を測る試験。「話す・書く」ことに本腰を入れて勉強をしなくても、高得点が取れるテストなのです。
理由2:メンタル・ブロック
日本人が英語を学ぶ上で問題になるのが、「メンタル・ブロック(精神的な障壁)」です。
日本人は「間違った英語を使う」ことを恐れる傾向が強く、「文法的に正しい文を作らないとはずかしい、発言しにくい」と感じる人も多いようです。
「間違いを恐れずどんどん発言していく」のが苦手な人は、高い英語力を持っていても、なかなか会話力に結びつかないということがあります。