「TOEICスコアが満点の人」というと、英語のスキルが高い人のイメージ。英会話も堪能で、外国人相手にビジネスの話もできる…そんな印象を抱いている人も多いはずです。

しかし実際には、TOEICでハイスコアを獲得しているにもかかわらず、「スピーキングはどうも苦手だ」という人も少なからず存在します。

今回は、TOEICで満点を取っても英語が話せない理由と、英語が話せるようになるための勉強法について紹介します。

※本記事にて「TOEIC」と表記しているのは、基本的に「聞く・読む」の2つの英語力を測定する「TOEIC® Listening & Reading Test」を指しています。

TOEICとは?

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「TOEIC」とは、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が実施・運営する英語能力テストです。総受験者数は約230万人にのぼり、日本人が自分の英語力をアピールするために活用する、最も有効な資格のひとつになっています。

「TOEIC」には読み書き能力を対象にした「TOEIC® Listening & Reading Test」と、リスニング力・会話力を対象にした「TOEIC® Speaking & Writing Test」の2種類があります。

一般的に「TOEIC」という場合は、前者の「TOEIC® Listening & Reading Test」を指している場合が多いようです。