不労所得1. 債券

不労所得を得るための1つ目の金融商品が「債券」です。どちらかというと富裕層に好まれる商品となっています。債券とは、国(国債)や企業に一定の期間お金を貸し、その期間利息を受け取れるというものです。

富裕層が債券での運用を好む理由として「安定性」があげられます。

債券は、債券の期間(お金を貸している期間)と利率(お金を貸している間にもらえる利息)があらかじめ決まっているため、運用計画が立てやすいといったメリットがあります。

また、債券の発行体(お金を貸している相手)が債務不履行にならない限りは、満期時に元本(貸したお金)が返ってくるため、一般的には他の金融商品に比べて安全商品といわれています。

とはいえ、金利状況にもよるものの、仮に2%の社債で年360万円の不労所得を得るためには、1億8000万円もの元本が必要になります。

新型コロナウイルス拡大後は各国の金融緩和もあり、先進国は低金利が続いているため、ある程度大きな元本を持っている人でない限り、債券運用のメリットは少ないといえるでしょう。