関西に長らく住んでいると、共通語なのか関西弁なのかわからない言葉がたくさんあります。

例えば大阪で一般的な「モータープール(駐車場のこと)」は、同じ関西でも大阪以外の人にはあまり通じません。

同じように、バリバリの関西人が「聞き返されがちな関西弁」はたくさんあります。

株式会社ウェブクルーの「【新生活をはじめる人必見】地方の方言 喋る派 VS 喋らない派 どっちが多い!?」によると、方言を話すダントツの1位は大阪府でした。

地元にいても他の地方に行っても話す機会の多い関西弁。そこで「聞き返されがちな言葉」を20個集めてみました。

※関西といっても地域が広いものです。今回ご紹介する言葉には、狭い範囲でしか使われない言葉も含まれます。

1. 「ほっといて」

関西弁で「ほる」とは、「捨てる」を意味します。

では、「これどこにしまえばいいですか?」と質問し、関西人に「ほっといて」と言われたらどうしますか?

実は関西弁の「ほっといて」には「放置しておいて」「ほっといて(捨てといて)」の2つの意味があるので要注意です。

関西人なら聞き取れますが、もし区別がつかないなら聞き返すことをおすすめします。

2. 「またあそぼ!」

「また遊ぼう」は全国共通で言われる表現です。しかし聞き返されがちなのは、一度も遊んだことのない人にこの言葉を投げかけたとき。

関西では初回の誘いにも「また」を使います。不思議ですよね。

3. 「これてれこになってんで、なおしといて」

文字で見ても言葉で聞いても、関西以外の方からはきょとんとされてしまいます。

「てれこ」とは、順番が入れ替わっていたり、互い違いになっていたりする様子を表します。一説には歌舞伎が語源とも言われますね。

また後半の「なおしといて」にも注意が必要です。「なおす」は一般的に修理するというイメージなのですが、ここでは「順番が変わったものをもとに戻す」というニュアンスで使われます。