変化の月でもある4月

進級でのクラス替えや小学校から中学校、中学校から高校への進学は子どもにとって交友関係も含めて大きな環境の変化を伴います。多くの子ども達にとって毎年4月は「何かしら変わる日々」が待ち受けることになります。

「慣れが一番」という考えもありますが、進学やクラス替えは蓋を開けなければ分かりません。慣れるまでの時間は子どもによって異なります。また、年によりクラスに溶け込むスピードも違うため、これまでの経験値が通用しないという点も忘れてはいけないです。

大人でも4月は心機一転といった精神面で押し切ろうとしがちですが、これは子どもの世界でも同じようなことが起きます。「今年度の目標」を書かせられたり、自己紹介をしたりと新学年の行事が続きます。

こうした年中行事が終了し、ゴールデンウィーク明けからいよいよ新学年が本格始動します。連休がある意味、仕切り直しの時期になっているのですが、その時点までに慣れなかった子にとってはハードな日々が待ち受けることになります。

筆者の子どもは中学進学後、部活動や新しい環境に慣れようと努力していましたが、5月下旬にとうとう疲れが溜まり学校を休んだことがあります。やはり最初は「疲れた」とは口にせず、我慢した末にポツリと「一日休みたい」と告げてきたのです。