5. 老齢年金とセットで考えたいお金のこと

後期高齢者医療制度の保険料や一部負担についてまとめてきました。

老後について考えるとき、つい「老齢年金はいくら受け取れるのか」を考えがちです。しかし「老後にかかるお金」もセットで考えることで、収入と支出の全体をつかむことがとても大切です。

厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均は月額約14.4万円です。

ここから後期高齢者医療制度の保険料が引かれ、さらに税金も引かれます。また現役時代よりも医療費や介護費用が増加することになるでしょう。

こうした変化もしっかり見据え、老後のお金について考えてみたいですね。

参考資料

東京都後期高齢者医療広域連合「保険料の算定方法」
東京都後期高齢者医療広域連合「自己負担割合の見直し(2割負担)」
厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和4・5年度の保険料率について」
厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

太田 彩子