5. 厚生年金や国民年金から天引きされる介護保険料は高まる一方

受給されている年金の平均額、また天引きされるお金の実態について見ていきました。老後を迎えても、税金や保険料の負担は続きます。

特に介護保険料や後期高齢者医療保険料については、今後の高齢化社会によって負担が高まることが予想されます。

実際ここ数年は保険料に上昇の動きが見られるため、私達が老後を迎えることはもう少し高くなっているでしょう。

その分、年金の手取り金額は少なくなってしまいます。

しかも年金は2カ月に1回振り込まれます。こうした実情をしっかり把握し、キャッシュフローをシミュレーションすることが重要です。

年金だけで生活費を賄うのは難しいため、自助努力も必要となります。梅雨のおうち時間を利用して、自分にあう資産形成方法を検討してみるのもいいですね。

例えば税制メリットの高いiDeCoであれば、掛け金が所得控除になり運用益も非課税です。さらに受け取るときにも税負担が軽減されるため、3階部分の年金としては検討しやすいでしょう。

幅広くアンテナを張り、自分にあった貯蓄計画を立ててみましょう。

参考資料

太田 彩子