住宅ローン繰り上げ返済の前に確認しておきたい注意点
住宅ローンの繰り上げ返済を検討する際は、次の4点に注意しましょう。
- 家計の圧迫が懸念される
- 別途手数料がかかる場合がある
- 返済期間が10年を下回ると住宅ローン控除の適用外になる
- 金利予測が難しい場合もある
1. 家計の圧迫が懸念される
繰り上げ返済は早めに実施するほど利息軽減効果が高くなりますが、返済額が大きいため家計の負担につながります。
家族構成によって将来必要となる費用はさまざまです。繰り上げ返済後に困らないよう、今後の生活費は最低限残しておきましょう。
2. 別途手数料がかかる場合がある
繰り上げ返済には別途手数料がかかる可能性もあるため、返済前に必ず確認してください。
特に金融機関窓口で手続きする場合、手数料が高くなる傾向にあります。
3. 返済期間が10年を下回ると住宅ローン控除の適用外になる
繰り上げ返済後の返済期間が10年を下回ると、住宅ローン控除が適用されなくなります。
安易に期間短縮型を選択しないよう注意しましょう。
4. 金利予測が難しい場合もある
変動金利や数年間のみ固定金利で借入する場合は金利予測が難しいため、返済の負担が増す可能性があります。
繰り上げ返済のタイミングはプロと相談し、最適な時期をよく確認しておきましょう。