世帯年収1000万円で「貯蓄額100万円未満」はどれくらいいる?

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年調査結果」(金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)抜粋)を参考に、1000万~1200万未満に焦点を当てて見てみます。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」

 

世帯年収1000万円~1200万円未満の貯蓄額

  • 100万円未満:6%(金融資産非保有者含む)
  • 100~400万円未満:10.0%
  • 400~700万未満:11.0%
  • 700~1000万未満:10.0%
  • 1000~1500万未満:11.0%
  • 1500~2000万未満:11.0%
  • 2000~3000万未満:12.0%
  • 3000万以上:28.0%

平均値:2386万
中央値:1500万

平均値は一部の大きな金額に吊り上げられるため、中央値がより現実的に近い数字となります。

貯蓄100万円未満の人は金融資産を持っていない人も含め、全体の6%であることが分かりました。かなり少数派ですが、世帯収入が1000万あっても貯蓄が充分とはいえない人がいるのは事実です。

では、なぜこのような「高所得貧乏」になってしまうのでしょうか。