近年のキャンプブーム(※)をきっかけに、キャンプ人口が拡大するなか、キャンプ場でのマナー違反をメディアで頻繁に目にするようになりました。
明らかなマナー違反以外にも、キャンプに慣れてきた方が、ついやってしまいがちな迷惑行為もあります。
そこで今回は、迷惑キャンパーにならないために知っておきたい、キャンプでのNG行為を紹介していきます。
キャンプ初心者だけでなく、キャンプ経験者であってもやってしまいがちなマナー違反もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【※参考記事】車中泊【あるあるトラブル5選】キャンピングカーで日本全国を旅した夫婦が語る「車中泊のリアル」
【あー、ざんねん!】迷惑キャンパーたちのマナー違反あるある10選
さっそく、キャンプ場でしばしば遭遇する「迷惑キャンパーたち」のNG行為をご紹介していきましょう!
【迷惑キャンパー その1】炭を放置して帰る
バーベキューの際に必ず利用する木炭ですが、土に還り植物にも良いと考えている方も多く、使用した炭を埋めたり、放置したりして帰るキャンパーさんも見られます。
しかし、バーベキューに使用される木炭は自然に分解されません。
土に埋めても、山や川に放置しても、そのままの状態で残ってしまいます。残った炭の処分は、必ずキャンプ場内の炭捨て場に捨てましょう。
炭捨て場がない場合は、自宅に持ち帰り、燃えるゴミとして処分も可能です。また、そのまま残しておき、次回のバーベキューで種火として使用するのも良いですね。
燃えるゴミとして処分する際は、各自治体でルールが異なるので、自治体HPで確認しておくことが大切です。
【迷惑キャンパー その2】キャンプ場の川で洗い物をする
キャンパーだけでなく、夏が近づいてくるとキャンプ場に隣接した河川でバーベキューをする方も増えてきます。
メディアにも取り上げられていましたが、食器用洗剤を使用し、コンロや鉄板などを川で洗ってしまう方がいます。
洗剤や油が、環境汚染や生態系に影響を与えることは、容易に想像できるでしょう。使用後の食器などを川で洗うのはNG行為なので、絶対にやめましょう。
【迷惑キャンパー その3】キャンプ場の木を切る
焚き火用にキャンプ場の木を切るのは、絶対にNGです。
そもそも、生きた木は薪として使用しても燃えにくいです。使用する薪は必ず購入したものを利用しましょう。
【迷惑キャンパー その4】直火禁止キャンプ場で直火する
多くのキャンプ場では、地面に直接薪を置き、火をおこす「直火」は禁止されています。
直火により地面や芝へのダメージがあったり、炭や灰が残ったりするので、安全や環境に影響を及ぼすからです。
一方で、直火OKのキャンプ場もあるので、いつもと違った焚き火を楽しみたい方は、直火のできるキャンプ場を選びましょう。
直火で焚き火をする際にも、ゴミを燃やさない・立木の近くでは禁止・後始末は必ずするなど、守るべきマナーはあるので注意しましょう。
【迷惑キャンパー その5】他人のサイトを横断する
区画サイトなどで、他人のサイトに入り込むことはマナー違反です。それぞれの区画サイトは、人の家の敷地とイメージしておきましょう。
たとえ近道であっても、他人の区画サイトへの侵入はNG行為です。
フリーサイトの場合は、あまりにも他人のテントに近づくと、トラブルの原因になってしまう可能性もあるので、迷惑にならないよう心がけましょう。