本当に効果があった節約は?40~50代の貯蓄を増やすために
貯蓄を増やしたくとも、値上げラッシュの今では叶いにくいところもあります。
このような状況でも貯蓄を増やすために、まずしたいのは「節約」でしょう。保険マンモス株式会社が節約を日々意識されている方、節約を実践されている方500人(女性334人/男性166人)に調査した節約術で多かった回答を見てみましょう(2022年3月29日公表)。
- 携帯電話を大手キャリアから格安スマホにした
- できるだけ外食をやめて自炊をするようにした
- お昼はできるだけお弁当をつくるようにした
- 食品の買い物を週に一回のまとめ買いにした
- 自動車保険・住宅ローン・生命保険・電力会社の乗り換え
スマホや保険、電力などを乗り換える固定費の見直しは、簡単かつ節約の効果もお大きいですよね。負担にならない程度に自炊を増やすのもよいでしょう。
他に具体的な方法も確認します。
- d払い+dカード+dポイントカードでポイント三重取り。
- 楽天銀行、楽天証券、楽天クレジット、楽天ペイで楽天ポイントを大量に取得して、そのポイントで色々とまかなう。
- 照明器具をすべてLEDに交換。
- 肉類、米、酒類はふるさと納税で手に入れる。
これを機に本格的にポイ活をはじめたり、電気代の値上げ対策として照明器具をLEDに変えるのも良い工夫でしょう。
複数の方法で40~50代からの貯蓄を増やそう
貯蓄を増やす対策として、はじめやすいのは節約です。ただ現代は老後資金まで準備することを考えると、節約だけでは難しいところもあります。
2019年は老後2000万円問題が話題となりました。実際に必要な金額はご家庭により異なりますが、今の40~50代の中央値からまとまった老後資金を貯めるにはさまざまな工夫が必要と考えられます。
ご家庭によっては共働きをするなどして、世帯収入を増やす方もいるでしょう。また今はつみたてNISAをはじめる方が増えていますが、長期的な資産形成として積立投資をはじめるのも一つです。
運用にリスクはありますが、つみたてNISAのように運用益が非課税になる国の制度もあります。きちんと情報収集しながら、このような制度を上手く利用して備えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子