さまざまな選択肢から自分に合ったものを選ぶ

年金や貯蓄は現役時代からの積み重ねになります。まずは現役時代から貯蓄をしたり、公的年金だけでなくiDeCoや個人年金保険といった私的年金で備えていく必要があるでしょう。

老後についてはつい後回しになってしまうので、おひとりさまは早いうちから老後資金に対する意識を強くもつといいでしょう。

60代に入ると、まずはできるだけ長く働き続けることも大切です。毎月定期的な収入があれば、その分貯蓄を切り崩さなくてすんだり、貯蓄を増やすこともできるでしょう。

2022年4月から75歳まで年金が繰下げられるようになりましたが、検討するのも一つです。ただ、本当に繰下げたほうが良いかは難しい判断となりますので、慎重に検討しましょう。

万が一に備えた部分以外の貯蓄については、運用をはじめて「お金に働いてもらう」という方法もあります。60代ではリスクを抑えた運用が基本ですので、リスク抑えながら資産を増やしていく方法について調べてみるといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子