保護猫の譲渡に「費用がかかる」理由

保護猫を譲り受けるときは、猫そのものに値段がついているわけではありません。しかし、保護団体に捕獲されたとき、栄養状態が悪かったり、病気だったりするかもしれません。また、人に懐かず、シャーシャー威嚇する猫だったのかもしれません。

いろいろな背景を持つ猫たちが、ヒトと生活できるようになるには、獣医師による医療ケア、保護団体のボランティアによる親身の世話などが欠かせません。

このような費用が前もってかかっていたため、譲渡の際にお金が必要となるのです。

保護猫になってからかかる費用あれこれ

猫が保護されてからかかる費用にはいろんなモノがあります。例えば、病気にかかっていないかの検査、ノミや寄生虫の駆除、伝染病予防のワクチン接種、避妊・去勢などの手術代。

キャットフード、猫トイレ、猫砂、ペットシート、消毒などの衛生用品、猫を保護する場所の家賃、水道光熱費などいろいろなことにお金がかかります。つまり譲渡金というのは、猫の生活費の元になるお金であり、次に保護を待っている猫たちの命をつなぐ循環資金ともいえます。

保護猫を譲渡してもらうときは、家に迎えた後の飼育費用以外に、譲渡金もかかることを覚えておきましょう。次は、保護猫の譲渡で確認しておくポイントを3つ説明します。