週末や来週のはじめに入学式を迎えられる方も多いのではないでしょうか。

お子さんの入学で嬉しい一方、小1の壁に悩む女性も多いでしょう。仕事と子育ての両立が難しくなる「小1の壁」によって、キャリアを中断してしまう女性は少なくありません。

あとから「仕事を続けていればよかった」と後悔しないためにも、「小1の壁」を乗り越えるための対策を5つご紹介します。

「小1の壁」とは

共働き世帯やひとり親世帯などで、小学校入学を期に、仕事との両立が難しくなることを「小1の壁」と言います。

保育園時代よりも子どもを預けておける時間が短くなること、保護者の負担が増えることなどが主な原因です。

保育園時代は早朝保育や夜間の延長保育を利用することで、長時間の仕事に対応することができました。しかし小学校にあがると、登校時間が親の出社時間よりも遅くなる場合が多くあり、そのときの対応策がありません。

また、下校時間も早いので、学童保育を利用できたとしても最長で18時までなど、お迎えが間に合わない人が多く出てくることが考えられます。

さらに、企業側の問題もあります。時短勤務などの制度を利用できるのが「小学校入学まで」としている企業は少なくありません。

他にも、保育園時代は「食事や間食、遊び、学習」など生活全般を委ねられたのに対して、小学生になると、その年齢に応じた自立が促され、それを最初は親がサポートすることを求められるため、保護者の負担が増えます。

こうした「小1の壁」によって、キャリアを諦めたり、仕事を辞めたりするなどの問題が生じています。