後悔しない選択をするために
「小1の壁」によって、正社員の仕事を辞めて、パートに切り替えた女性はこれまでにたくさんいたと思います。
女性の働き方による生涯所得を見てみると、正社員として続けた場合は(途中で育休や時短勤務をした場合でも)、2億円を超えるのに対し、正社員を辞めて、パートタイマーで勤務すると半分以下になるという調査結果(※)があります。
※ニッセイ基礎研究所「大学卒女性の働き方別生涯所得の推計」より
一方で、子ども一人当たりの教育費の総額は1000万円~2000万円かかると言われています。
「あの時、仕事を辞めなければよかった」とあとから後悔しないためにも、「小1の壁」を乗り越えるための対策を参考にしながら、利用できる制度はトコトン利用して、仕事との両立を目指してほしいと思います。
参考資料
- 「新・放課後子ども総合プラン」について 東京都福祉保健局
- 新・放課後子ども総合プラン - 学校と地域でつくる学びの未来
- ファミリー・サポート・センター事業 東京都福祉保健局
- 大学卒女性の働き方別生涯所得の推計 ニッセイ基礎研究所
石倉 博子