年金に合わせて考えておきたい老後のこと

老後には年金以外に2000万円が必要になるという、いわゆる「老後2000万円問題」が話題になったこともありました。

年金を増額することにメリットはあるものの、「75歳まで働き続ける」にはさまざまな制約があります。

必ず希望通りにいくとは限らないでしょう。

年金受給額だけでなく、老後資金を「貯蓄」として作り上げる視点も同時に必要となります。

例えば話題になった「老後2000万円問題」では、住居費用が1万円台で想定されています。もし老後も賃貸住まいを続けるのであれば、単純に家賃を上乗せして準備することが必要になるでしょう。

大事なのは個別のシミュレーションです。いくら必要になるのかについて、一度じっくり考えておきたいですね。

まとめにかえて

毎月支払いをしている年金保険料ですが、いざ老後を迎えても「年金だけで生活できる」とは残念ながら言えません。

保険料の支払いに加えて自分で資産を作る必要があるという現実に、やるせない気持ちを抱える方もいるでしょう。

しかし、まだ老後まで数十年ある現役世代では、資金を作る時間的猶予があります。貯蓄はかけられる時間が長いほど有利になるので、気付いた今から少しずつ準備を始めていきましょう。

その際必要になるのは「情報」です。年金の繰下げ受給以外にも、年金を増やす方法はいくつかあります。年金だけでなく効率的な貯蓄方法も含め、あらゆる情報を収集してみましょう。

参考資料

太田 彩子