授業料無料の公立、有料の私立
私立小学校と公立小学校における学習費の違いを調べるため、まず「学校教育費」の支出構成を見ていきます。
「授業料」は公立に通う場合は無料です。私立小学校は構成比53.7%にあたる年間約48.5万円を支払います。
6年間では総額は約291万円になります。その分、ネイティブの先生による英語学習がある、プログラミング学習に力を入れる、など学校独自の授業を受けることができます。
「学校納付金等」は公立小学校は年間で約1.2万円に対し、私立小学校は年間で約23.1万円負担します。構成比25.6%と支出の約4分の1を占めます。図書館の蔵書の数、学校におけるICT環境の整備など教育設備に公立と私立の違いが出ます。
「修学旅行等」は公立小学校は年間で0.7万円、私立小学校は年間で4.5万円、公立の6倍強です。校外学習として低学年から宿泊体験学習があるなど、私立は体験型の校外学習が多く各学校ごとに特色があります。
「通学関係費」は公立小学校は年間で1.8万円、私立はバスや電車で通学するため年間で約9万円かかります。