学校選びは偏差値よりも「校風」を重視
次に、受験における志望校選びのポイントを聞いたところ、偏差値を上回り「校風(21.7%)」が第1位にランクインしました。
次いで、「自宅からの距離・エリア」(20.0%)で、「偏差値」(13.3%)は3位という結果になり、「偏差値」よりも「校風」を重要視して受験校を選んでいることが分かりました。
大半の学校では、ホームページや学校案内に学校の教育方針や校訓を掲載しています。「質の高い教育を受けさせるため」の中学受験ですから、自分の子どもを通わせたいと思わせる学校であるかという学びの環境は、偏差値よりも重要だと考える人が多いのは当然だといえるでしょう。
コロナ禍で文化祭などの行事を見る機会が失われていますが、在校生の雰囲気は、偏差値やパンフレットだけでは分からない大切な情報だといえます。
また、徒歩圏内にある公立中学校と違って、私立中学は自宅から離れた場所にあるのも一般的で、電車通学する生徒も少なくありません。ただ、子どもが無理なく通える範囲の学校となると、志望校は限定されてきます。