進学塾ではすでに新学年のカリキュラムがスタートして約2カ月。学年が上がり、勉強量も増えたことで、ペースを掴むのに苦労しているお子さんも多いかもしれません。

また、春休みに入っても春期講習がありますから、中学受験を目指しているお子さんはのんびりしている暇はなさそうです。

株式会社POPERは、2021年度の中学受験直前の子どもを持つ保護者を対象(N=300人)に「21年度の中学受験 実態調査」を実施(2022年2月1日公表)。コロナ禍における志望校選びや塾選び、また中学受験で大変だったことを調査しています。

中学受験に限らず、受験期はお子さんだけでなく、サポートする保護者も色々大変です。中学受験をする理由や塾選びなどについて詳しく見ていきましょう。

中学受験をさせようと思った理由「質の高い教育を受けさせたかったから」

同調査で子どもに中学受験をさせようと思った理由を聞いたところ、最も回答が多かったのは「子どもに質の高い教育を受けさせたいから」(61.3%)でした。

出典:株式会社POPER「21年度の中学受験 実態調査」(2022年2月1日公表)

次いで「子どもの個性にあった教育を受けさせたいから」(49.0%)、「学力や価値観が近い子がいると思ったから」(33.0%)という結果に。

上位には私立中学の高い教育や特色あるカリキュラム、また中学受験を乗り越えてきた子どもと切磋琢磨できる学習環境に期待するといった理由が挙がっています。

また、私立大学の定員厳格化で一般入試の枠が少なくなっていることもあり、大学受験を見据えて「高校・大学一貫校に入学させたい」(24.0%)という理由も入っています。