少子高齢化で景気の波が小さくなるかも

少子高齢化が進むと景気の波自体が小さくなるかも知れない、という事も、為替レートで景気は動かない、という傾向を強めるかも知れません。高齢者の消費は安定していますから、高齢者向けのサービスに従事している人の所得と消費も安定化しているからです。

極端な話、現役世代が全員で高齢者の介護をしている経済では、景気の波はありません。もちろんこれは極論ですが、少しずつ経済がそうした方向に進みつつあるという事は間違いないわけですから。

本稿は、以上です。なお、本稿は筆者の個人的な見解であり、筆者の属する組織その他の見解ではありません。また、厳密さより理解の容易さを優先しているため、細部が事実と異なる場合があります。

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塚崎 公義