「健康経営」という言葉、一度は聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。取組みを始める企業が増加している一方、取組み開始に躊躇する声も少なくないのが現状です。

そこで、この記事では健康経営の基本やメリット、弊社から出版した『こんな会社で働きたい ニューノーマル対応の健康経営企業編』(クロスメディア・パブリッシング刊)より、実際の取組み事例などをお伝えしていきます。

健康経営について理解を深め、時代の波を乗りこなしていきましょう。

「健康経営」とは?

経済産業省によると、健康経営とは「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」であり、「日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた『国民の健康寿命の延伸』に関する取り組みの一つ」でもあると定義しています。

日本は、世界でも類を見ないほどの超少子高齢社会であり、今後この状況はますます深刻化すると国は予測しています。

少ない人数でも生産性やクオリティを維持するには、一人ひとりが「健康であること」が大前提になってきます。そして、そのために国が企業側に推奨しているのが、この健康経営なのです。