世帯年収1000万円以上は12.1%
では世帯年収が1000万円超の割合はどのくらいなのでしょうか。
厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、世帯年収で1000万円を超えている割合は全体の12.1%です。
個人で見ると年収1000万円超の割合は全体の1割にも満たない結果でしたが、世帯で見ると年収1000万円超の割合は1割を超えています。
これは一つに、夫婦共働き家庭で年収1000万円家庭の割合が増えているとも考えられます。
実際に、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、世帯年収1000万円以上の家庭で女性も働いている割合は65%以上です。
年収1000万円以下の場合は女性の有業率が60%を超えている年収世帯もあれば、女性の有業率は33%程度しかない場合もあるなど、バラツキが見受けられます。
しかし、年収1000万円超になってくると女性の有業率は安定して60%を超えているため、世帯で年収1000万円を超えるためには「女性が働く」という事がキーポイントになってきているようです。