国家公務員「退職金2000万円超」の人は何割いるか
たしかに国家公務員の退職金が2000万円を超えるケースがあることは分かりました。
しかし、もちろん全員が2000万円以上の退職金を受け取っているわけではありません。
では、国家公務員のうちどのくらいの人が2000万円以上の退職金を受け取っているのかを、同じく先ほどのデータからみていきましょう。
《常勤職員:2万9641人》
- 1000万円未満:1万6697人
- 1000~1500万円未満:981人
- 1500~2000万円未満:2819人
- 2000~2500万円未満:7234人
- 2500~3000万円未満:1374人
- 3000~4000万円未満:137人
- 4000~5000万円未満:274人
- 5000万円~:125人
《うち行政職俸給表(一)適用者:7140人》
- 1000万円未満:2231人
- 1000~1500万円未満:157人
- 1500~2000万円未満:759人
- 2000~2500万円未満:3562人
- 2500~3000万円未満:413人
- 3000~4000万円未満:16人
- 4000~5000万円未満:2人
このデータから、国家公務員の中で退職金2000万円以上を受け取っている人の割合は、常勤職員で30.8%、そのうち行政職俸給表(一)適用者は55.9%になるということが分かります。
ちなみに、退職金が2000万円未満の方の多くは、退職理由が「自己都合」や「その他」となっています。
一方で、定年まで勤めた方や応募認定で受け取る方は、「2000~2500万円未満」が最も多い層となっており、国家公務員の退職金は、ほとんどのケースで2000万円以上あるといってもよいでしょう。