バラの育て方のコツその2:剪定の仕方

バラは放っておくと伸び放題になり、高い枝の先端にだけ開花し花も小さくなってしまいます。樹形を整えたり大きな花を咲かせる力を温存したりするために、伸びた枝を剪定することが大切です。

冬の剪定は、咲かずに残っている蕾や古い葉を全て取り除いてからおこないましょう。

剪定時期
剪定時期は冬と夏の年2回。冬剪定は12月下旬~2月におこないます。樹高を整え、春にたくさんの花を咲かせるためで、全てのバラに必須の作業です。

夏剪定は8月下旬~9月初旬が適期。四季咲き性のバラを秋にたくさん開花させるためにおこなうので、一季咲きのバラは特に必要ではありません。

剪定場所

バラの剪定は品種や生育状況により細かい剪定方法は異なります。剪定のおおよその目安は、5ミリ以上の太さがある枝まで切り戻すこと。細い枝には大きな花が咲きにくくなるため、細い枝や枯れた枝は切り落とします。

新芽が出るのは葉が出ている節の部分。茎の途中でほんのりと赤く色づき、少しだけ膨らんでいる箇所が新芽です。この新芽が外に向かって伸びそうな箇所が先端になるように、新芽の少し上で斜めにカットします。

こうすることで新しい葉がついて、外側に茎が伸びるようになるので、枝や葉が中央で絡み合いません。

Liga Petersone/Shutterstock.com

バラの育て方のコツその3:植え替え

元気なバラは旺盛に根を張り、土の養分を吸収します。鉢植えで育てているバラは2年に1回程度植え替えましょう。地植えのバラは植え替えなくても同じ場所で育てることが可能です。

植え替えに適した時期は休眠期に入った12月~2月。鉢から株を引き抜き、ひとまわり大きな鉢と新しい土を準備します。

Mariia Boiko/Shutterstock.com

休眠期は根鉢を崩しても大丈夫なので、古い土を落として根をほぐしましょう。変色した古い根をカットして、健康的な白い根を残します。植え替えたあとはしっかり水やりしてください。