バラの育て方のコツその4:病害虫対策

バラは病気にかかりやすい植物。適切な管理で病気や害虫を防ぐ必要があります。

病気

バラがよくかかる病気はうどんこ病と黒点病。うどんこ病はカビが原因の病気で、葉や茎に白い粉をまぶしたように症状が現れます。黒点病は葉に黒い斑点ができます。

病気にかかった葉を発見したら、粉をふき取ったり葉を摘み取ったりするとよいでしょう。大量に発生したときはうどんこ病に効果のある薬剤を使用します。予防として使う場合もあります。

害虫

バラの害虫にはアブラムシ、チュウレンジハバチ、ヨトウムシ、カイガラムシ、バラゾウムシなどがあります。見つけ次第、手で取り除くか薬剤を使って駆除しましょう。

特に地中で根を食い尽くしてしまうネキリムシ(コガネムシの幼虫)と、幹に入り込んで空洞にしてしまうテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)は、バラにとって最大の天敵。被害に合うと高い確率で株ごと枯れてしまいます。

急に生育が止まり株がグラグラしてきたらネキリムシ、株元に茶色いおがくずのようなフンが見つかったらテッポウムシが潜んでいるサイン。専用の薬剤があるので早めに駆除しましょう。

NinaMalyna/Shutterstock.com

ネキリムシは植え替えの際に発見することが多く、被害が拡大する前に取り除くと大丈夫です。