「花の女王」とも呼ばれ、かぐわしい香りと気品ある姿が魅力的なバラ。

憧れはあるけれど育て方が難しそうで、なかなか一歩が踏み出せない…こんなことはありませんか。バラは栽培のコツさえ押さえておけば、初心者でも育てられる植物です。

バラの開花時期はもうすぐ。今回は初心者が覚えておきたい、バラの育て方のコツ5つを解説します。

バラの育て方のコツその1:バラの選び方

強い品種を選ぶ

バラは品種改良された新種が毎年発表されています。そのため、丈夫で育てやすく耐病性に優れた苗が増えてきました。

初心者は最初の一歩として育てやすい品種からスタートするのがオススメです。園芸店の店員さんに尋ねたり、ネットで調べたりして性質が強健な品種を選びましょう。

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一季咲きを選ぶ

バラには春だけ咲く一季咲きと、春から秋にかけて繰り返し咲く四季咲きがあります。四季咲きは長い期間花が楽しめますが、何度も咲かせるためにはこまめな管理が必要です。

一季咲きは、おおむね年1回の開花時期に向けた手入れだけなので初心者向きかもしれません。

大苗を選ぶ

販売されるバラには、新苗・大苗・鉢植え苗の3種類があります。新苗は農場で1年ほど育てた幼い苗のこと。価格が安い反面、株を充実させることが必要で、花を咲かせるまでに少し時間がかかる場合があります。

大苗は数年経った苗で秋から冬にかけて販売されます。十分生育しているので、翌年の春に開花が期待できるでしょう。

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鉢植え苗は大苗を鉢に植えて育てたものです。初心者は庭に地植えする場合は大苗、鉢でベランダなどに置く場合は鉢植え苗を購入するとよいでしょう。