イオンが取り組むサプライチェーン全体での労務管理を解説

イオンは社会課題の解決として、従業員が健康に労働できるよう「労務管理」にも注力しているのですが、その取り組みもサプライチェーン全体を巻き込んだものです。

イオンは「サプライヤー取引行動規範」というものを定め、各取引先に遵守を要請しています。

出所:イオン「サプライヤー取引行動規範」

具体的には、強制労働やハラスメントの禁止、労働時間における法令順守、安全衛生の確保などを要請するものです。

「商材・原材料の調達持続性を高めるには、サプライチェーン全体での労務管理が重要」という考えに基づいており、イオンからイオンのサプライヤーへ、イオンのサプライヤーからその原材料仕入先、調達先へと適用範囲は非常に広いです。

また、イオンと直接的な関わりのないサプライチェーン上流の組織・個人で発生している人権侵害や規範違反についても、「お取引先さまホットライン」にて相談や通報を受け付けています。

出所:イオン「サプライヤー取引行動規範」

労働者からすれば、パワハラなどを受けた際、社内ではなく取引先であるイオンに相談するということになります。