「自分の年金額」の確認方法
女性の場合、年金受給額の実態は次の通りとなりました。
- 厚生年金の平均月額:10万3808円
- 厚生年金のボリュームゾーン:9万円以上~10万円未満
- 国民年金の平均月額:5万4112円
- 国民年金のボリュームゾーン:6万円~7万円未満
国民年金は未納期間がない限り上記が参考になりますが、厚生年金は個人差が激しいところです。
将来の目安額を知りたい場合は、平均だけではなく個別でも確認をしましょう。「ねんきん定期便」の場合、50歳未満の方は「これまでの加入実績に応じた老齢年金見込額」が記入されるため、目安額は把握しにくいです。
そのため、「ねんきんネット」を活用するのがいいでしょう。「現在の加入条件が60歳まで継続する」という仮定のもと、見込額を算出することができます。
また今後の職業や収入などを変えてシミュレーションすることも可能です。さまざまなパターンを想定して、試算してみてはいかがでしょうか。
将来の年金目安額を知ることで、長期的なマネープランが立てやすくなります。年金額が想定より少ない場合でも、しっかりマネープランを立てることで対策できるでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「国民年金保険料の学生納付特例制度」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金見込額試算」
- 日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」
LIMO編集部