株が生長し過ぎている

庭はスペースが十分あり旺盛に生育するクリスマスローズにとっては最良の環境。毎年どんどん生長して花をたくさんつけます。

しかし葉や花が旺盛に茂ると、株が蒸れて新芽が出にくくなります。カブの中央部分の生育具合が悪いようであれば、掘り起こして株分けし、新しい場所に植え替えましょう。

リフレッシュしたクリスマスローズは、再び盛んに花を咲かせるようになります。

日照不足

クリスマスローズはやや日当たりに恵まれない半日陰でも育つ植物です。しかし基本的に植物が光合成を行うために日光は欠かせません。

クリスマスローズの生育期である冬から春にかけて日光不足になると、花を咲かせる力が弱くなってしまいます。庭に植える場合は、夏の日差しを和らげ、冬には光が当たる落葉樹の根元などに植えるのがオススメです。

種を作り過ぎている

クリスマスローズは咲き終わっても花弁を落とさず種もできます。地植えにした大株のクリスマスローズは毎年たくさんの花が楽しめるでしょう。

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ただし開花後の花をそのまま放っておくと、種作りのために栄養分を消費してしまいます。子孫を残すために栄養を使い切ってしまうと、翌年の開花が期待できません。

種を採取する必要がない場合は早めに花がらを切り落とし、株の体力を温存しましょう。