毎月年金の保険料を払っているものの、じっくり国民年金と厚生年金の違いを考えたり、将来の受給額について考えたりする機会はなかなかないでしょう。

老後資金を考えるとき、まず確認したいのが公的年金についてです。自分が加入している年金やその平均的な受給額を知っておくことは、老後資金や今後のライフプランを考える上で役に立つ場合があります。

今回は国民年金と厚生年金について、その違いを受給額についてまで確認していきましょう。

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「厚生年金vs国民年金」制度の違いは?

日本の年金は2階建てと言われています。

  • 国民年金:20歳以上60歳未満の方が原則加入します。自営業やフリーランス、専業主婦の方はこちら。
  • 厚生年金:国民年金に上乗せして、会社員や公務員などが加入します。特定適用事業所で働き、一定条件を満たせばパートの方でも加入できます。

厚生年金については、2022年10月に特定適用事業所が「常時500人を超える事業所」から「常時100人を超える事業所」へ変更されるなど、パートの方の適用が拡大しています。