ついに13都県への「まん延防止等重点措置」が適用されることとなりました。
外出を控えると、自然にお金が貯まっているという方も多いのではないでしょうか。本来、貯蓄とは目的を持って計画に貯めていくものです。何となく貯まった「お金」はつい使ってしまう可能性も高く、実際緊急事態宣言明けには”リベンジ消費”なる現象も生まれました。
貯めるばかりでは経済が回りませんが、将来に向けた貯蓄は必ず必要です。60代で「貯蓄ゼロ」の割合を探り、老後に向けた貯蓄について考えてみたいと思います。
60代二人以上世帯で「貯蓄ゼロ世帯」は何パーセント?
さっそく、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」を参考に、60代二人以上世帯の貯蓄事情を見ていきましょう。
60歳代「二人以上世帯」の金融資産保有額
(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:1745万円
- 中央値:875万円
- 金融資産非保有:18.3%
60代の二人以上世帯では、「金融資産非保有」つまり貯蓄がゼロという世帯が18.3%もいました。
しかし3000万円以上の世帯に注目すると、その割合は19.6%。ほぼ同数が3000万円以上貯蓄していることを見ると、60代の貯蓄事情は二極化していることがつかめました。