年末には「今年ももう終わりか」と思っていたはずが、1月もすでに後半になりました。日々の時間は早く過ぎていくため、先のことを計画的に考える必要があります。無計画に過ごして、後悔することはしたくありませんよね。

老後のこともその一つです。まだ先のことと思っていても、老後はいずれやってきます。「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、早めに対策をとっておくと選択肢が広がりますよ。

今回は「年金」にフォーカスを当ててみます。将来受け取る年金は、実際のところいくらぐらいかご存知でしょうか。シングルと家族でもらえる目安額も気になります。「自分の場合」の正解を見つけるために、受給額事情を紐解いてみましょう。

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日本の年金制度、正しく理解していますか?

年金制度について、あまり意識したことのない方も多いでしょう。毎月保険料を納めていることなので、しくみや制度について正しく理解しておきましょう。

上の図のように、年金制度は2階建てをイメージするとわかりやすいです。
1階にあたるのが国民年金(老齢基礎年金)。日本に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務があり、一律の保険料を納めます。

2階部分として厚生年金があり、こちらは公務員や会社員が上乗せとして加入します。つまり将来受け取れる年金は、以下のように整理できます。

  • 自営業や専業主婦(主夫)など…国民年金のみ
  • 会社員や公務員など…国民年金+厚生年金

では、実際にいくらぐらいの年金を受給できるのでしょうか。参考までに、現在年金を受給している方の実際の受給額を眺めてみたいと思います。