2:iDeCo(イデコ)

個人型確定拠出年金、通称「iDeCo(イデコ)」も活用したい制度の一つです。iDeCoは個人型確定拠出年金という名の通り、自分で積み立てる年金のことです。

公的年金は賦課方式という方法で運営されていて、私たちが今支払っている公的年金の保険料は今の受給世代の年金として使われており、実際に自分たちが積み立てたお金を将来受け取るものではありません。将来受け取る年金は、私たちが受給世代になった頃に現役世代として働いている若者たちの保険料からまかなわれるというわけです。

「自分が積み立てたお金を自分で受け取れないの?」と思う方も多いと思いますが、それを実現するのがiDeCoです。

このiDeCoも「積立時、運用時、受取時」の3つのタイミングで節税効果を享受できます。さらにiDeCoの大きな特徴は、60歳まで引き出せないという点。一見「それはデメリットなのでは?」と思うかもしれませんが、あえて引き出せないシステムになっているので老後資金を確実に貯めることができます。

老後資金が気になる方にはぜひ活用いただきたい制度ですね。