すかいらーくグループの直近業績とまとめ

すかいらーくの経営は持久戦が続いている状況です。同社は11月に2021年12月期通期の業績予想を修正しました。売上高予想はやや引き下げ、利益予想については大幅な引き上げとなりました。ただ、利益面についてはコロナ禍の中で、深夜営業廃止による固定人件費や水道光熱費の低減、プロモーション費用の低減、オーナーの協力による店舗賃料の減額や売上歩率への契約変更、本部経費の削減など、苦境ならではのメス入れが継続している状況で、依然としてコロナとの厳しい戦いが繰り広げられています。

今回ご紹介したように、すかいらーくグループは厳しい事業環境に立たされながらも、労働管理において従業員保護と収益性の確保を両立しているほか、原材料の調達においても安定性を高める取り組みを進めています。コロナ動向とセットで業績に注目が集まるのはもちろん、ESGの観点でも事業の収益性・安全性が改善する点においても、より注目を集めていくことでしょう。

【参考】SDGsの17の目標

1:貧困をなくそう
2:飢餓をゼロに
3:すべての人に健康と福祉を
4:質の高い教育をみんなに
5:ジェンダー平等を実現しよう
6:安全な水とトイレを世界中に
7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8:働きがいも経済成長も
9:産業と技術革新の基盤を作ろう
10:人や国の不平等をなくそう
11:住み続けられるまちづくりを
12:つくる責任つかう責任
13:気候変動に具体的な対策を
14:海の豊かさを守ろう
15:陸の豊かさも守ろう
16:平和と公正をすべての人に
17:パートナーシップで目標を達成しよう

参考資料

石津 大希