資産格差から見る、貯蓄の最大のヒントは?

年収が多ければ、資産を「貯めて・増やす」際の選択肢も広がるかも? そんな考え方もあるでしょう。

そこで、年収が高い世帯・少なめ世帯の貯蓄の内訳にフォーカスします。

「年収300万円未満世帯」と「年収1200万円以上世帯」では、保有する金融資産の種類にはどのような差がありそうでしょうか。引き続き同資料より確認していきます。

【年間収入300万円未満世帯】金融資産の種類別内訳

金融資産保有額:907万円

  • 預貯金(うち運用または将来の備え):478万円
  • 金銭信託:1万円
  • 生命保険:203万円
  • 損害保険:19万円
  • 個人年金保険:64万円
  • 債券:20万円
  • 株式:71万円
  • 投資信託:41万円
  • 財形貯蓄:7万円
  • その他金融商品:2万円

【年間収入1200万円以上世帯】金融資産の種類別内訳

金融資産保有額:4592万円

  • 預貯金(うち運用または将来の備え):1792万円
  • 金銭信託:63万円
  • 生命保険:604万円
  • 損害保険:88万円
  • 個人年金保険:246万円
  • 債券:194万円
  • 株式:873万円
  • 投資信託:549万円
  • 財形貯蓄:165万円
  • その他金融商品:17万円

金融資産保有額に対する株式・債券・投資信託の合計比率を見てみると、

  • 年間収入300万円未満の世帯:14.5%
  • 年間収入1200万円以上の世帯:35.2%

となっています。

年間収入の高い世帯は、運用性のある金融商品で効率よく資産を増やしている傾向があることが推測されますね。

年収が少ない人は、ご自身の年収を上げるのも大切ですが、金融資産で資産運用し、「お金に働いてもらう」ことも大切です。