サラリーマンにとって、他人の懐事情は当然気になるところでしょう。職種など仕事の内容でお給料が違うことは、なんとなくイメージできるものですよね。
では、同じ職種でも会社規模が違った場合はどうなのだろうと、気になっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、生命保険会社に長年勤務し数多くのお客様のお金の相談を受けてきた経験をふまえ、「企業規模(資本金階級)」と「事業所規模(従業員数)」別に、サラリーマンの平均給与を比較しながら、将来のお金の備え方についてお話していきたいと思います。
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「大企業」と「中小企業」の違いは?
漠然としたイメージで、従業員が多い会社を「大企業」、少ない会社を「中小企業」と表現することが多いのではないでしょうか。
実際のところは、中小企業基本法が定義する「中小企業者」(さらには「小規模企業者」)の定義は業種によって異なります。
製造業・建設業・運輸業の場合は、「資本金(※1)3億円以下、もしくは従業員数(※2)300人以下」、サービス業であれば「資本金1億円以下、もしくは従業員数100人以下」といった具合です。
そこで、企業規模を判断する基準である「資本金」「従業員数」に着目して、給与の差を見ていきましょう。
※1 資本金の額又は出資の総額
※2 常時使用する従業員の数