働く世帯の「住宅ローン残高」事情
ここからは、働く世帯の多くが抱える「住宅ローン」に目を向けてみましょう。
国土交通省「令和2年度住宅市場動向調査報告書」では、住宅ローンの借入時年齢や借入金額・返済期間の平均が分かります。
不動産種別「借入時平均年齢」
- 注文住宅:38.9歳
- 分譲戸建住宅:37.4歳
- 分譲マンション:39.3歳
- 中古戸建住宅:43.8歳
- 中古マンション:45.0歳
不動産種別「借入金額」
- 注文住宅:3497万円(購入資金4486万円)
- 分譲戸建住宅:2982万円(購入資金3737万円)
- 分譲マンション:3269万円(購入資金4393万円)
- 中古戸建住宅:1820万円(購入資金2696万円)
- 中古マンション:1395万円(購入資金2213万円)
不動産種別「住宅取得借入金の平均返済期間」
- 注文住宅(建築):32.4年(※1)
- 注文住宅(土地):34.2年(※2)
- 分譲戸建住宅:31.0年
- 分譲マンション:31.1年
- 中古戸建住宅:27.2年
- 中古マンション:25.3年
- リフォーム住宅:13.6年
※1 住宅建築における借入金の返済期間
※2 土地購入における借入金の返済期間
現在のローン残高については、前出の家計調査報告より確認します。
世帯主の年齢階級別「負債残高」
カッコ内に、住宅・土地のための負債(=住宅ローンなど)を記載
※二人以上の世帯のうち負債保有世帯
- 平均:1486万円(1346万円)
- 40歳未満:2142万円(2012万円)
- 40~49歳:1850万円(1731万円)
- 50~59歳:1235万円(1097万円)
- 60歳以上:802万円(628万円)
そのうち勤労者世帯の負債(平均)現在高は851万円ですが、負債保有世帯のみでは負債現在高は平均1569万円、中央値1466万円となります。