厚生年金「男女平均14.4万円」も、男女差・個人差はピンキリ!
同資料より、厚生年金保険(第1号)の年金月額分布を見ていきます。
厚生年金保険(第1号)の男女計の平均月額は14万4268円でしたね。ただし、グラフを見ると実際にこの金額を受け取れている人は決して多数派ではなさそうです。
厚生年金保険(第1号)の年金月額が「15万円」未満の方は、男性は約35%、女性は約90%です。
女性の場合は、ほとんどの方が月15万円未満の年金ということが分かりますね。厚生年金でこれだけ差が出るのはどうしてでしょうか。
厚生年金の場合、現役時代に収入に応じた年金保険料を納め、それが老後の受給額を左右します。よって個人差・男女差が生じやすいのです。女性は出産・育児・介護など家庭の状況に合わせて、仕事のペースを見直す方が多いですね。これが男女差に繋がっていることは確かでしょう。