もう気付けば2021年も、もうすぐ師走。

コロナ禍が終息に向かいつつあるいま。年末年始のイベントを想像するだけで、お金に羽がはえて飛んでいくような感覚に襲われるのは、おそらく私だけではないのではないでしょうか。

現役世代でも支出が多くなり不安になるこの時期、貯蓄を取り崩して生活をするリタイヤ世代となれば、なおさらのこと。

私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまから老後のお金の相談を受けてきました。その経験もふまえ、現在のシニア世代夫婦の家計状況を参考にしながら老後のお金の話をしていきたいと思います。

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年金世代「リタイヤ夫婦世帯」の収支バランスは?

さっそく、年金世代といえる、65歳以上・無職夫婦世帯の家計収支の平均をみていきます。総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)家計の概要」によると下記の通りです。

収入合計:25万6660円

【内訳】
■社会保障給付(公的年金など):21万9976円
■仕送り金:531円
■その他:3万6153円

支出合計:25万5550円

【内訳】
■非消費支出計(税金や社会保険料):3万1160円

■消費支出:22万4390円

  • 食費:6万5804円
  • 住居:1万4518円
  • 光熱・水道:1万9845円
  • 家具・家事用品:1万258円
  • 被服及び履物:4699円
  • 保健医療:1万6057円
  • 交通・通信:2万6795円
  • 教育:4円
  • 教養娯楽:1万9658円
  • その他の消費支出(交際費や諸雑費など):4万6753円

夫婦世帯の収支バランスは、ひと月あたり1110円の黒字となっていることがわかりました。

しかし、支出の内訳を見ると住居費が1万4518円となっており、賃貸で老後も住まう予定の場合や、住宅ローンの返済が続く場合などは赤字となるとが予想されます。

必要な生活費は人それぞれ、とはいえ、悠々自適なセカンドライフを実現しようと考えると、支出額はもっとかかると考えておく必要がありそうです。