大学3年生の秋にもなると翌春に本格化する就職活動を前に、「どんな仕事に将来就こうか」「どんな会社を受けようか」とともに「やりがいのある仕事がしたい」「給料の高い企業に就職したい」と考えることも多くなるのではないでしょうか。
中学生と高校生の希望年収はいくらか
2021年7月にソニー生命の「中高生が思い描く将来についての意識調査2021」では、中学生の30歳での目標年収が905万円、45歳では1175万円、また高校生では30歳での目標年収が685万円、45歳時点では953万円となっています。中学生よりも高校生の方が現実的とは言えますが、日本人の平均年収を考えるとやはり希望が高いといえます。
ちなみに、国内の平均給与は、2021年9月に発表された国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、平均433万円(男性が532.2万円、女性が292.6万円)、となっており、中学生にとっても高校生にとってもハードルは高いといえるでしょう。
平均給料を調べるには有価証券報告書が簡単で便利
「有価証券報告書」をご存じでしょうか。
上場企業は決算をしめたのちに3か月以内に金融庁への提出が義務づけられている資料で、詳細な決算情報とともに、「従業員の状況」という項目に、「提出会社の状況」として以下の項目が記載されています。
- 従業員数
- 平均年齢
- 平均勤続年数
- 平均年間給与
就職活動中の学生であれば、ぜひ知りたい情報ではないでしょうか。
キーエンスの最新の給与はいくらであったか
では、2021年3月期のキーエンスの有価証券報告書をもとに、平均年間給与がいくらであったかを見ていきましょう。
- 従業員数:2607人
- 平均年齢:35.8歳
- 平均勤続年数:12.2年
- 平均年間給与:1751.7万円
年間平均給与には、基準外賃金および賞与を含んでいますので、いわゆる残業手当やボーナスを含んでいますが、1751万円を超えています。この水準であれば、冒頭の中学生や高校生の期待値を超えているといえます。
まとめにかえて
ここまで有価証券報告書の活用の仕方を見てきましたが、堅苦しい資料ではありますが、有益な情報が掲載されているのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
参考資料
LIMOキャリア部
