年収1000万円台世帯の貯蓄事情
「年収1000万円台世帯」についても見ていきます。
年収1000万円~1250万円世帯の貯蓄の内訳
貯蓄合計:1945万円
- 通貨性預貯金:666万円
- 定期性預貯金:527万円
- 生命保険など:420万円
- 有価証券:227万円
- 金融機関外:105万円
年収1000万円を超えると、ついに「貯蓄2000万円」にあと少しで手が届きます。
通貨性預貯金と定期性預貯金の合計で1000万円を超えますので、余裕を感じますね。一点気になるのが、預貯金が占める割合が約61.3%と高いこと。年収400万~450万円世帯の63.2%と大差はありません。
低金利が続く今、銀行などの預貯金として漠然とお金を預けているだけでは、残念ながら貯蓄を増やすことには繋がりにくいといえます。
しばらく使う予定のない余裕資金があれば、運用性のある「有価証券」の保有比率を上げることを検討してもよいかもしれません。
年収にかかわらず貯蓄を伸ばすコツ
年収400万円~1000万円まで色々な世帯の年収と貯蓄額を見てきました。いずれの年収ゾーンも、年収の約2倍の貯蓄を保有していることが分かりました。
「働けど働けど、年収も上がりにくく貯蓄も増えない・・・・・・」
そんなお悩みを持つ方は、預貯金を増やす努力と並行して、資産運用で「お金に働いてもらう」ことも視野に入れてみましょう。
実は、今回見てきたデータでは、いずれの年収ゾーンでも貯蓄全体に占める有価証券の割合は10%程度でした。低金利が続く今は、「資産運用」に目を向けてお金を増やす好機であるともいえそうです。
資産をじょうずに増やす第一歩として、「お金の置き場」の見直しをしてみましょう。預貯金だけではなく、保険や投資信託などを上手に組み合わせていけるとよいですね。
リスクに備えながら、お金を「貯めて・育てる」しくみを作っていきましょう。まずは情報収集から!マネーセミナーや無料相談などを活用してみてくださいね。
関連記事
参考資料
鶴田 綾