2021年も早いもので11月を迎え、あと1ヶ月足らずで終わりを告げます。
毎年この時期になると、会社員の方が必ず行う作業が年末調整です。
そこで本日は、10年以上大手金融機関に勤めていた経験のある私から、年末調整の中でもよく申請される「生命保険料控除」について詳しく解説させていただければと思います。
生命保険料控除とは
国税庁「生命保険料控除の概要」によると、納税者が生命保険料・介護医療保険料・個人年金保険料を支払った場合に受けられる一定金額の控除のことが「生命保険料控除」です。
死亡した時に保険金を受け取れる死亡保険やケガや病気の際に保険金を受け取れる医療保険、老後受け取る年金を作りながら死亡保障等が付いている年金保険等に加入している場合に、生命保険料控除の対象になります。
ただし、旧制度(2011年12月31日以前の契約)と新制度(2012年1月1日以後の契約)で控除の種類が変わることに注意しましょう。
なお、介護医療保険料控除に関しては、新制度の契約(2012年1月1日以後)から対象になります。