年金だけでは老後は厳しい
厚生年金は年収が高く、加入期間の長い会社員が一番受給額が多くなります。ただ、年金額においては男女差が大きく、女性は男性の6割程度の受給額となります。
では、年金額の少ない経歴の方は、どのくらいの老後資金があれば良いのでしょうか?
総務省「家計調査-家計収支編(単身世帯)-2020年度」によると、65歳以上の単身世帯における平均支出月額は13万8542円です。
この平均支出月額を大きく下回るアルバイト中心の経歴を参考にします。
例えば老後生活を65歳~90歳までの25年間とすると、
(8万1000円-13万8542円)×12ヶ月×25年=▲1726万円
老後の生活費は、約1726万円の赤字ですね。
毎月4万7944円を30年間欠かさずに貯金すれば、およそ1726万円になります。しかし、30年欠かさず4万円以上の貯金をするのは難しいでしょう。
自分は働きながら、お金にも働いてもらう
貯金が難しいなら、自分が働いている期間と同じ期間、お金にも働いてもらいましょう。
つまり、複利運用です。
複利とは「利息に利息がつく」、いわゆる雪だるま式といわれるものです。
たとえば、仮に6%の運用が30年続けられた場合、
毎月1.8万円×12ヶ月×30年=648万円 ⇒ 1763万円
先程の貯金で貯めるよりも、毎月金額が3万円程度減額できました。
実際に資産運用をするには、一人ひとりの環境やリスクの許容度、運用期間などによって商品が変わります。まずは気軽に参加できるオンラインセミナーで情報収集をするのもいいでしょう。