年収600万円世帯の実際の家庭状況は?

おおよその貯蓄額は分かりましたが、その家庭状況も気になるところです。お金事情は共働きや世帯人数によっても左右されるため、どんな家庭なのかを知りたいですよね。

そこで次からは、各年収ごとの家庭状況を見ていきたいと思います。

年収600万~650万円世帯の家庭状況

世帯主の平均年齢

48.6歳

世帯人数の平均

3.20人

 うち18歳未満の世帯人員

1.03人

世帯主の配偶者のうち女性の有業率

45.0%

持家率

76.8%

年収650万~700万円世帯の家庭状況

世帯主の平均年齢

50.3歳

世帯人数の平均

3.30人

 うち18歳未満の世帯人員

0.89人

世帯主の配偶者のうち女性の有業率

63.8%

持家率

80.0%

子供が1人いる家庭が多く、持ち家率が高い現状が垣間見えます。子供の教育費、そして住宅ローンが重くのしかかっていると言えそうです。

人生でもっともお金がかかる三大資金

子供の教育費と住宅購入費に加え、老後の費用をあわせた3つは人生の三大資金と呼ばれます。一般的に月々の支払いとは別に、必要となる期間に向けてコツコツ貯めていく費用です。

決して少なくない金額であることから、多くの方が漠然と不安を抱えながら貯金を意識しているのではないでしょうか。

三大資金のうち、実はもっとも計画性が必要になるのが老後資金です。どうしても先の費用ということで後回しになりがちですが、ここを準備できていないと、途端に生活が厳しくなることも。教育費は学資保険や貯金で、住宅購入費はローンで備えられますが、老後の資金は自分でコツコツ増やしていくしかありません。

逆に言えば、先のことだからこそ早めの準備で時間を味方につけられるとも言えます。具体的にどのように備えていけばいいのでしょうか。その方法を探ってみます。