老後の不安のトップ3は「お金・健康・認知症」

今日は、筆者が気づけなかった、母の「認知症のサイン」らしき行動についてお話ししました。一つ一つは小さなハプニングでしたが、今となっては「点と点」が繋がることが非常に多いのです。もう少し早い段階で気づいておきたかった……。

早期受診ができれば、ケアの幅が広がる可能性は大きいです。認知症の進行を遅らせる薬を処方してもらえるケースもあるでしょう。認知症当事者、そして家族のQOL(生活の質)を維持していくためには、信頼できる主治医の指示が不可欠であると筆者は痛感します。

メットライフ生命保険が公表した「老後を変える全国47都道府県大調査」の結果によると、老後の不安のトップ3は「お金・健康・認知症」。20代~70代までのすべての世代が、心配なこととして「健康」とは別に「認知症」を挙げています。それだけ世間の関心が高い病気なのですね。

「若い世代が「認知症」に備えて今からできることとは?」

当事者の家族の視点から考えると、まずはフィジカル面での健康管理と、老後資金の準備でしょうか。また、必要に応じすぐに医療や福祉に繋がるための予備知識は、ぜひ持っていたいものです。

エピソードはすべて実話ですが、認知症の症状や進行具合は一人一人ちがいます。また、同じような行動であっても別の疾患が隠れていることもあります。医療機関を受診し、信頼できる医師の指示のもとで、適切な療養・介護を行ってください。

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参考資料

LIMO編集部