日常的になるまでのロードマップ

大阪・関西万博で空飛ぶクルマが活用されるのは分かりましたが、日常生活に浸透するのはいつ頃なのでしょうか。

経済産業省と国土交通省がとりまとめている「空の移動革命に向けた官民協議会」がロードマップを作っています。これによると、2023年には事業を開始し、その後2030年頃までに「物の移動」、「地方での人の移動」、「都市での人の移動」の順に事業領域を広げ、2030年以降は実用化の拡大フェーズに入るというのが目標になっています。年代ごとに詳しく見てみましょう。

飛行エリア

  • 2023年:1~2か所(湾岸の限定エリア、離島など)
  • 2025年頃:数か所(湾岸エリア、離島・過疎地、空港周辺など)
  • 2020年代後半:10数か所(湾岸エリア、離島・過疎地、空港周辺など)
  • 2030年代:全国各地(郊外から都市を含むエリア)

想定されるサービス

  • 2023年:離島での荷物輸送、観光地遊覧飛行、エリアを限定した旅客輸送
  • 2025年頃:山間部や都市での荷物輸送、空港から都市などへの旅客輸送、離島や過疎地での旅客輸送
  • 2020年代後半:上記サービスの地域や距離拡大
  • 2030年代:郊外と都市の間の人の輸送、救急搬送、寒冷地への輸送、自家用

対象地域の方は2030年頃までには、郊外から都市の交通拠点まで飛び、さらにそこから会社や商業施設まで飛んで移動できるようになりそうです。そして、どこに住んでいても利用できるようになるには2030年代となりそうです。