2025年に開催される大阪・関西万博において空飛ぶクルマの活用を目指し、大阪府・大阪市・株式会社SkyDriveが「空飛ぶクルマの実現に向けた連携協定」を締結したという発表が2021年9月14日にありました。このように日本でも空飛ぶクルマのニュースが増え、実用に向かっていることを実感する機会が増えました。日常で空飛ぶクルマを利用できるようになるのはいつ頃でしょうか。そもそも空飛ぶクルマとは?どのように生活が変わるの?などの情報を織り交ぜて現状を紹介します。

物や人を運ぶ「ドローン」

大阪府・大阪市と連携協定を結んだSkyDriveという企業は、空飛ぶクルマを開発する2018年設立の日本の企業です。万博では空飛ぶクルマをタクシー代わりに利用することを目指しており、この構想が実現すると2025年に万博を訪れる方は空飛ぶクルマに乗って会場に移動するという体験ができるでしょう。

ところで、空飛ぶクルマとはどのようなものなのでしょうか。インターネットで検索した画像を見ると「クルマと違う」と感じるかもしれません。国土交通省が示した空飛ぶクルマをイメージするキーワードがあります。

国土交通省の空飛ぶクルマのイメージ

  • 電動
  • 自動操縦
  • 垂直離着陸

「ヘリコプターのように垂直離着陸ができて、操縦士なしで飛行可能な電気で動く航空機」のようです。ドローンをご存じの方は「荷物や人を運べる大型のドローン」を、ご存じない方は「操縦席をなくして電気で動くようになったヘリコプター」を想像してください。「クルマ」と称しているのはクルマのように日常的に使えると理解してもらえるといいでしょう。

なお、このイメージの航空機をeVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)と呼ぶことがあります。eVTOLはイーブイトールと読まれることが多いようです。eVTOLの特徴として国土交通省では以下を挙げています。

eVTOLの特徴

  • 電動のため騒音が小さい
  • 電動化により部品数が少なく整備費用が安い
  • 操縦士がいなくても飛行できるため運航費用を抑えられる
  • 垂直離着陸できるため離着陸場所の自由度が高い

このようなeVTOLですが、海外では2010年前後から開発する企業が設立されており、トヨタ自動車も出資している米国のJoby Aviationなどは既に多額の出資を集めています。日本勢としては、上で紹介したSkyDriveの他にも、株式会社エアロネクスト、テトラ・アビエーション株式会社など複数のスタートアップが設立され開発に取り組んできていますし、最近では自動車メーカーである本田技研工業なども空飛ぶクルマを開発することを表明し、国内の開発も活況になりつつあります。