控除をうけるとどうなる?確定申告が必要なものは?
さまざまな控除についてお話ししましたが、控除をうけるとどうなるでしょうか。
給与所得と所得税および復興特別所得税のしくみを確認していきましょう。
まず初めに給与所得の金額を計算します。給与所得控除は収入によって変わります。
次に課税所得金額を計算します。こちらは、給与所得の金額から扶養控除などの所得控除を差し引いて算出します。
課税所得が決まったら、所得税率をかけて税金を確定します。
課税所得が少なければ税金は安くなります。つまり、同じ年収であれば、控除する金額が多いと課税所得が少なくなり、税金負担が少なくなるのです。
また、給与所得者でも確定申告が必要なケースがあります。災害や盗難などで資産に損害を受けたときの雑損控除、医療費を支払ったときの医療費控除、ふるさと納税や一定の寄附金を支払ったときの寄附金控除等があります。
年末調整の制度を理解して、利用できる控除は最大限に利用しましょう。