ニンニクの育て方
鉢の準備
プランターは少し大きめのほうがたくさん植えられます。例えば、6片植えるには幅65センチ、奥行き20センチ、深さ20センチ程度のプランターが適当です。土の目安は20リットル程度です。
このサイズなら10センチ間隔で横並びに6個植えられます。もちろん奥行きがもう少しあれば、2列にしても構いません。
ニンニクの植え付け
球根を一片ずつはがし、とがったところを上にして、一片ずつ植えていきます。一部が腐っていたり、変色しているものは避けて、大きく色ツヤがよいものを選びましょう。
薄皮は向かなくても構いません。
土に押し込みながら、先端が隠れる程度に植え付け、軽く手でおさえておきます。植え付け後は水をあげておきます。
発芽までには少し時間がかかりますので見守りましょう。この間も適宜水やりをおこないますが、くれぐれもあげすぎには注意します。ずっと湿っている状況はニンニクにとって良くありません。
施肥と土寄せ
寒いうちは成長が停滞します。春先に葉が伸びてくると生育が再開された合図となります。
ただ、収穫まではあまりやることはありません。枯れ葉を処理して、前述したように月1回の施肥と定期的な水やりをおこなうくらいです。
肥料をあげるときは土寄せも一緒におこないましょう。
花茎の切り取り
葉が茂ってくるのと同時に株の中心から花茎が伸びてきます。これを放置すると球根に栄養が行かなくなります。根元から切り取りましょう。
花茎は「ニンニクの芽」です。食べておいしいものなので、切り取ったら炒めものなどにして、さっそく食べてみるのもいいですね。
ニンニクの収穫
春がすぎ、初夏の頃にようやく収穫が可能になります。葉が枯れてきたら収穫の合図です。土が乾いた日に掘り起こしましょう。
付け根を持って引き抜くようにして掘り起こします。収穫後は半日ほど乾かします。長期保存するときは軒下など、風通しのよいところに吊るして乾燥させるとよいでしょう。
まとめにかえて
ニンニクは収穫までに時間がかかりますが、一度コツがわかってうまく収穫できるようになると、毎年育ててみたくなる野菜です。
いつでも育てられるわけではないので季節感も味わえます。プランターだと育てられる場所は限られてはいますが、手間や時間をかけた分、収穫の喜びもひとしおです。
長期保存もできますから、自分のつくった野菜を大事に味わうこともできますね。この秋、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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LIMO編集部